福井市で足首の痛みにお悩みの方へ|慢性足関節不安定症
1.病態(病気のメカニズム)
慢性足関節不安定症は、「足関節捻挫」などの外傷をきっかけに、足首にぐらつきや違和感が慢性的に残る状態を指します。特に外側靭帯の損傷後、十分な治癒やリハビリが行われないと、靭帯が緩んだままとなり、関節の安定性が保てなくなります。
関節が不安定な状態では、再び足をひねりやすくなり、捻挫の再発を繰り返す悪循環に陥ることがあります。また、センサーのような役割を果たす足首の「固有受容感覚」が低下し、地面の変化に瞬時に対応できなくなることも要因の一つです。
2.症状(どのような不調があるか)
慢性足関節不安定症に見られる主な症状は以下の通りです:
●足首がグラグラする感覚(歩行中や坂道で顕著に感じやすい)
●段差や不整地での足の踏み外しが頻発
●軽い衝撃でも足をひねってしまう
●慢性的な足首のだるさ、鈍い痛み
●運動後の腫れや違和感の持続
●足関節を内側にひねったときの不安感
受傷から数か月以上経過しても足関節の不安感や反復する捻挫がある場合は、慢性化している可能性が高いため、早めの評価が必要です。
3.原因(なぜ発生するのか)
慢性足関節不安定症は、以下のような背景で起こります:
●靭帯の損傷が治りきっていない、または断裂のまま放置
●適切なリハビリが行われず、関節周囲筋の筋力やバランス能力が低下
●固有受容感覚の低下により、関節の位置感覚が鈍くなる
●過去に足首の捻挫を繰り返している(捻挫の既往歴)
●ハイヒールや柔らかすぎる靴などによるサポート不足
●運動習慣が急になくなり、足関節周囲が弱化
特に学生時代にスポーツで捻挫経験があり、社会人になってから再発を繰り返すケースも少なくありません。
4.治療(どうやって改善するのか)
慢性足関節不安定症の治療は、保存療法をベースに、必要に応じて手術療法も考慮されます。
●保存療法:
-○理学療法:可動域訓練、腓骨筋群などの筋力トレーニング
-○バランス訓練:片脚立ち、バランスボードを用いた感覚トレーニング
-○装具療法:サポーターやテーピングによる関節安定の補助
-○歩行指導・生活指導:正しい歩き方や靴の選び方の見直し
改善がみられない場合には:
関節鏡視下手術や靭帯再建術などにより、解剖学的安定性の回復を図ります。
再発を防ぐためには、リハビリの継続と日常生活での意識づけが極めて重要です。
5.日々の生活での注意点(予防と対策)
慢性足関節不安定症の予防と再発防止には、以下の対策が有効です:
●ストレッチと筋トレの習慣化:特に腓骨筋群と足底筋の強化
●バランストレーニングの継続:足裏感覚を養い、反応速度を高める
●適切な靴の選択:足首が安定する靴を選び、ヒールや底の柔らかすぎる靴は避ける
●運動前後のウォームアップ・クールダウンを丁寧に
●不安感があるときは装具の活用:サポーターやテーピングをスポーツ時に装着
●足首がだるい・不安定と感じたら無理をせず専門医へ相談
慢性化すると関節内の軟骨損傷や変形性関節症にもつながるため、早期の対応と継続的なケアがカギとなります。
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