福井市で手の痛み痺れにお悩みの方へ|手根管症候群
1.病態(病気のメカニズム)
手根管症候群は、手首の内側にある「手根管」と呼ばれる狭いトンネル状の空間で正中神経が圧迫されることで生じる神経障害です。手根管には指を動かす腱や正中神経が通っていますが、何らかの理由でこの空間が狭くなったり、腱鞘が腫れて神経を圧迫すると、神経に炎症が起きて手のしびれや痛みにつながります。
圧迫が長期化すると神経機能が低下し、感覚障害や筋力低下を引き起こすため、早期の診断と対応が重要です。発症は片手だけでなく両手に及ぶこともあり、女性に多く、特に更年期や妊娠中のホルモン変化も関与するとされています。
2.症状(どのような痛みがあるか)
手根管症候群で見られる主な症状は以下の通りです:
●親指から薬指の半分にかけてのしびれ感(小指には通常影響がない)
●夜間・朝方に悪化するしびれや痛み(睡眠中に目が覚めることも)
●手を振ると一時的に症状が軽減することがある
●細かい作業や手を使う作業中に症状が悪化
●進行すると母指球筋の萎縮や、ボタンかけ等の手先の不器用さ
症状の進行度により、軽度~重度の分類が可能で、早期ではしびれのみですが、進行すると筋力低下や感覚鈍麻が顕著になります。
3.原因(なぜ発生するのか)
手根管症候群の原因は多因子性で、以下のような要因が関係します:
●長時間のパソコン・スマートフォン操作や繰り返し動作
●更年期・妊娠などによるホルモンバランスの変化
●糖尿病や甲状腺疾患による代謝異常
●腱鞘炎や関節炎などによる滑膜の肥厚
●手関節の骨折や外傷後の変形
●透析中のアミロイド沈着による神経圧迫
職業性要因や既往歴も影響するため、症状に心当たりがある方は日常生活の中で手の使い方に注意が必要です。
4.治療(どうやって改善するのか)
症状の重症度に応じて、保存的治療または手術が選択されます。まずは保存療法が基本です。
●保存療法:
-○安静と生活指導:手を過度に使う動作を控える。
-○装具療法:特に夜間は手関節を中間位に保つスプリントを装着。
-○薬物療法:消炎鎮痛剤やビタミンB12製剤など。
-○注射療法:ステロイド注射による局所の炎症抑制。
●重症例では:
-○手術療法(手根管開放術):神経の圧迫を取り除く目的で行います。
術後は早期のリハビリや生活改善が予後に大きく影響するため、医療機関での継続的なサポートが重要です。
5.日々の生活での注意点(予防と対策)
手根管症候群は日常的な手の使い方と密接に関係しています。以下の対策が予防・再発防止に有効です:
●パソコンやスマホの使用時間を調整し、こまめな休憩を取る
●手首を過度に屈曲・伸展させる姿勢を避ける
●作業中はリストレストなどで手首の負担軽減
●女性は更年期や妊娠中の変化にも注意し、異変に早めに気づく
●装具の活用:手関節に安定感を与え、夜間の痛みを軽減
●症状があるときは我慢せず、整形外科など専門医に相談する
早期対応がカギとなるため、「しびれが一時的だから大丈夫」と思わずに早めの受診をおすすめします。
上記のような症状でお悩みの方の中には「今まで整形外科・整骨院(接骨院)・整体院に行っても良くならなかった」という方も多いと思います。
ただ、みかん接骨院は、痛み・痺れを取り除く施術が得意です。
現代医療の主流となる整形外科的理論・検査以外にも筋肉・骨格・姿勢・運動連鎖を組み合わせた独自の治療理論を持ち、症状の表面だけではなく根本原因に対してアプローチをすることで結果を出すことが可能です。 整形外科、接骨院(整骨院)、鍼灸院、整体院など、他院を3院以上回っても良くならなかったという方は、いつでも当院にご相談くださいね!
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