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産後にインナーマッスルを鍛える重要性とメリット

はじめに

妊娠・出産による体の変化は、骨盤や筋肉にも大きな影響を及ぼします。中でも見落とされがちなのが、インナーマッスル(深層筋)の機能低下です。とくに腸腰筋腹横筋骨盤底筋群、多裂筋、横隔膜を含むインナーユニットは、姿勢維持、内臓の安定、基礎代謝の促進といった健康の土台となる重要な筋群です。
産後は「骨盤矯正」だけではなく、このインナーユニットを意識的に鍛えることが、回復を早め、将来的な体の不調を予防する大きなカギとなります。

本記事では、産後にインナーマッスルを鍛えることの重要性とそのメリット、そして簡単なセルフケアの方法について詳しく解説します。

 

1.産後のインナーマッスルが弱る理由とその影響

産後の女性の体は、妊娠中に拡張された骨盤、伸びた腹部の筋肉、そして出産時にかかった負荷によってインナーマッスルが著しく弱くなっています。

インナーマッスルが弱ることで生じる不調

●腰痛や肩こり:姿勢保持力が低下し、体のバランスが崩れる。

●尿漏れや骨盤臓器脱骨盤底筋が弱まり、内臓の支持機能が低下する。

●ぽっこりお腹の残存腹横筋の筋力低下で内臓を正しい位置に保てず、見た目にも影響。

●疲労感や基礎代謝の低下:深層筋の働きが弱まることで、エネルギー消費が減少。

 

2.産後にインナーマッスルを鍛えるメリット

① 姿勢の安定と骨盤のサポート

インナーユニットを鍛えることで、骨盤や背骨の安定性が向上し、美しい姿勢が自然と保てます。これは産後に歪みやすい骨盤の位置を整えるうえでも重要です。

② 尿漏れや骨盤底筋トラブルの予防

骨盤底筋を含むインナーマッスルの強化は、産後の尿漏れや子宮下垂を防ぐうえで不可欠です。特に出産によって損傷を受けやすい部位の早期回復に効果的です。

③ 基礎代謝アップと体型の回復

インナーマッスルは脂肪燃焼や内臓の位置保持に密接に関わっています。腹横筋腸腰筋を鍛えることで、ぽっこりお腹の解消にもつながります。

④ 育児に強い疲れにくい体づくり

姿勢が安定し、呼吸が深くなることで全身の筋肉が効率的に使えるようになり、疲れにくくなります。これは赤ちゃんを抱っこし続ける産後ママにとって大きなメリットです。

 

3.インナーマッスルのセルフケア方法

① ドローイン(腹式呼吸)

息を吐きながらお腹をへこませてインナーマッスルを意識。仰向けの姿勢で実践することで腰への負担も少なく行えます(腹横筋活性化)

② 歩幅を少し広くする

普段よりも少し広めの歩幅を意識。歩幅を少し広げるだけでも腸腰筋が伸び縮みするため普段の歩幅から見直しましょう(腸腰筋活性化)

③ 正しい姿勢で座る

座るときに骨盤を立てて正しい姿勢で座ることで腸腰筋や腹横筋などの深部腹筋群が働きやすくなります。

 

4.注意点と安全な実践のために

①産後1ヶ月健診後から始めるのが基本
骨盤矯正と同様に、産後の体はデリケートなので1ヶ月健診後から始めるのが基本です。特に帝王切開の方は医師の相談してから行いましょう。

②専門家のアドバイスを受けながら
その人によって実際の身体の状態は違ってきます。Youtubeやネットの知識だけではなく、近くの専門家(接骨院や整体院など)に相談し、産後の骨盤矯正と並行して行うのが最も結果に結びつきやすいです。

③継続と正しい姿勢がカギ
毎日の積み重ねが効果を生み出します。

 

5.いつ始めるのがベストか?

産後2ヶ月~6ヶ月は、インナーマッスルの再教育に最も適した「ゴールデン期間」です。ホルモンバランスや靭帯の柔軟性が徐々に戻り、筋肉の再構築が効率よく進みます。この期間に集中してケアすることが、将来の健康維持につながります。

 

まとめ

産後にインナーマッスルを鍛えることは、「体型の回復」や「見た目の改善」だけでなく、将来の健康や生活の質にまで大きな影響を与える重要なケアの一つです。

特に、腸腰筋腹横筋骨盤底筋群、多裂筋、横隔膜といったインナーユニットは、普段意識しにくい深部の筋肉でありながら、姿勢保持・骨盤の安定・内臓機能のサポート・基礎代謝の維持など、多岐にわたる役割を担っています。妊娠・出産の過程でこれらの筋群はダメージを受けやすく、放置すると骨盤の不安定化による腰痛・尿漏れ・代謝低下・体型の崩れなど、長期的な不調の原因にもなりかねません。

しかし裏を返せばインナーマッスルを鍛えることは、こうした問題を事前に予防・改善する大きなチャンスです。特に産後1〜6ヶ月の“ゴールデン期間”にしっかり取り組むことで、筋肉や靭帯の再教育がスムーズに進み、回復効果も高くなります。

また、インナーマッスルの強化は、単なる一時的なケアではなく、これから先の「育児を支える身体づくり」にもつながります。赤ちゃんを抱っこしたり、家事をこなす際の「身体の軸」が整うことで、疲労感や体への負担も軽減され、より健やかな毎日を送ることができます。

まずは簡単なセルフケアを、無理のない範囲で継続していくことが、心身の回復への第一歩です。そして必要に応じて、専門家のサポートを受けながら、「自分の体に合ったアプローチ」でインナーマッスルを整えていくことが大切です。

さいごに

産後の骨盤矯正×インナートレーニングは産後ケアには最重要です。

今から始めることで、数ヶ月後、数年後の健康と自信に必ずつながります。
産後という貴重なタイミングを生かして、骨盤・姿勢・筋肉などの“自分の身体と向き合う習慣”を育てていきましょう。

みかん接骨院では、産後の骨盤矯正・インナーマッスルトレーニングに特化した施術に加えて、筋肉・骨格・姿勢・運動連鎖を組み合わせた独自の治療理論を持ち、様々な症状の表面だけではなく根本原因に対してアプローチしてあなたの体を根本から整えていきます。産後の違和感や不調を少しでも感じたら、迷わずすぐにご相談ください!

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